たまごの賞味期限と保存方法

例えば、「お正月休みで実家に帰ってました!」なんて言う時、戻ってきて冷蔵庫を開けてみたら「卵の賞味期限過ぎてるし!」なんて事ないでしょうか?


ちなみに「賞味期限」と「消費期限」という二つの期限がある事は知ってますよね?何が違うかと言うと、食品衛生法で定義されていて、お弁当や総菜などのように早く傷みやすい食品には消費期限が付けられ、概ね5日以内に食べる事が目安とされています。


逆に賞味期限は品質の劣化が比較的緩やかで、概ね6日以上日持ちするような食品につけられます。この期間内ならば美味しく食べられる、要するに品質の特性が十分に保たれているという事で、卵の場合は「生食できる期間」として賞味期限が使われています。


「生で食べられる期間」として卵に付けられる賞味期限ですが、パッケージラベルに表示されている通り購入後、正しい保存状態であればオーケーで、過ぎてしまっても加熱すれば大丈夫なんです。かといって、いつまでも食べられるわけではありませんので、なるべく早く消費してください。


ヒビの入ってしまった卵などは期限内であっても加熱用として使用してください。


良く聞かれる事で卵の保存方法は?と言う事ですが、卵の賞味期限は、各家庭での冷蔵庫保存が前提として設定されています。必ず冷蔵庫に保管してください。また、卵の殻を洗ってから冷蔵庫に入れている・・・という事も聞きますが、一見、衛生的にも思えますが実はそうではないんです。


卵には目に見えない無数の穴があいていて、その穴から水と一緒に雑菌が入ってしまうと卵が腐り易くなてしまいます。ヒビと同じような感じです。販売されるパック卵は厚生労働省で定められた基準に則して洗浄・殺菌されているので、購入後の保存前に洗浄する必要はないのです。


また、温度変化や衝撃に弱いのが卵。においを吸収しやすい特性も持っています。当たり前のように付いている冷蔵庫のたまごホルダーで保存する事はおススメしないのがたまご屋さんの本音。


卵パックごとそのまま冷蔵庫本体に保存しておくと、日持ちも良くいい品質が保てます。


ちょっとしたたまごの小ネタでした!



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