ISO22000の再認証審査は遠隔では出来ないの?

ISO22000(食品安全マネジメントシステム)の再認証審査が近づいています。3年に一度の再認証審査の時期でありますが、コロナの影響により関東地区からの来社はご遠慮頂いている状況です。


そこで、審査会社に問合せをしたところ「遠隔審査」なるものを実施しているようでした。もちろん遠隔審査での再認証を受けるためにコーディネータの方と打ち合わせをしていたのですが、私たちの取得している22000は「食品」に関する規格。


どうやら、ISO22000については遠隔による審査にOKが出ていないようです。ほかの14001(環境)や9001(品質)といった規格は大丈夫のようです。だれがそれに了解すればいいのか?と言う話をしたところ、国際認定フォーラムと言うところが許可を出すみたいです。


食品に関する部分は主に工場などをイメージして頂けるとよいのですが、温度記録やモニタリング記録だけでなく、その場所の臭い(細菌発生の可能性)なども考慮する必要があるという事で、実地監査が必要なのだそうです。


と言う事は、、、、、コロナの中どうしても審査員を呼ばなければいけないのでしょうか?12月までの認証期間中に外部からの受け入れに何の懸念もない状態に世間は戻っているのでしょうか?


それはないですよね。そこで聞いてみたんです。

「じゃぁ、認証期間中に審査出来なかったら御社での認証諦めます。で、落ち着いたら他社でコストも考えて再度取り直しますから!」

だって40万近くも掛かるんですよ。



回答は、コロナの件を受けて最長6カ月の延長が認められているのだそうです。しかし半年で状況は変わりますかね。それまでの間にその国際認定フォーラムが首を縦に振ればいい訳で、、、、


まぁ時間稼ぎができればそれはそれで私助かるんですけどね。今回の再認証では、改定された要求事項ISO22000:2018での審査になります。いままでは2005年度版だったのでマニュアルの多少の改定など準備が途中なんです。


やるべきことは大きく変わりませんが、新しい記述などもありますからね。


いずれ審査は遠隔で行う方向で準備を進めるようにしています。旅費や宿泊代も削減できますし、時間だって減らせると思うんです。認証審査を遠隔で実施出来れば、サーベイランスなんて毎回お越しいただかなくとも済む話になります。


これって審査会社も大変なのかもしれませんね。


いろんなところで仕事の変化が感じられる日々です。

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