鶏卵相場 7月振り返りと今後

先日、スーパーの売り場で、100円たまご見かけたんですが、ありったけ仕入として購入しようかと思いましたよ。

でもしっかり、「お一人様1パックまで」って書いてました。

荷動き停滞で、多少の余り感も足元では聞いているものの、相場はまだまだ高止まりですね。なんせ飼料の価格が暴騰したままですので。

さて、2021年7月度の東京全農M基準相場は月間平均245円/kgとなり、前年同月比+92円/kg、前月対比-14円/kg、過去5年同月平均相場(170円/kg)と比較すると+75円/kgとなりました。

各地の鶏卵相場(M加重)は名古屋で245円、大阪で240円、福岡で230円となり、いずれも昨年を大きく上回る価格です。

昨年度の鳥インフルエンザで減少した飼養羽数は未だ上昇に転じておらず、生産量は横ばいで推移しております。

一方需要ですが、量販ルートでは極端な鶏卵相場高を背景にパック卵の特売チラシ等価格訴求が弱まり、荷動きの鈍化が見られているという認識です。

また、業務・加工ルートの引き合いは堅調ですが、外食関係は緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の影響で鈍い状態が続いており、全体的には荷動きに弱含みの傾向が見受けられ、鶏卵相場も一時的に下げが予想されます。

鶏卵の加工品なんかは値上げが始まっていますね。冷凍の錦糸たまごとかスクランブルエッグ、液卵、厚焼きたまごなどなど。

2021年5月度の餌付け羽数は単月で8,598千羽と発表されていて、前年同月比95.6%。

鳥インフルエンザについては各発生地域で終息が宣言されましたが、各産地においては引き続き防疫管理の徹底が求められています。

今回のグラフは、飼料価格の価格イメージです。
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