食品安全への意識高い系事務として

うちの会社では、中間流通でありながら10年以上前にISO22000を第三者機関によって、認証を受けたのですが、もはやその上位版と言える、食品安全システム認証「FSSC22000」が当たり前になってきましたね。

FSSC22000財団開発の「FOOD SAFETY SYSTEM CERTIFICATION 22000」の略称ですが、声に出して読むのには自信がないです笑

この認証の仕組みは、HACCPシステムを含めた食品安全システム「ISO22000」をベースに、HACCPの衛生管理仕様書「ISO/TS22002」で食の安全運用を具体化しており、さらに世界食品安全イニシアチブであるGFSIからの要求を含めた独自の事項も加わります。

要するに、結構厳しいんです。

食品安全のマネジメントシステムとして広く知られる国際規格ISO22000は、手洗いや設備の衛生面など一般衛生管理の表現が少々あいまいな要求事項となっていますが、FSSC22000はISO22000にISO/TS22002を組み合わせることで、衛生管理方法がより具体化されています。

これによりHACCPが導入されても「設備が汚かったり、従業員の手洗いが不十分だったりすると、食品安全が実現できない」という弱点を克服しています。

さっきのは、ほんの一例ではありますが、マニュアルや手順書だけの衛生管理では、まったく意味がありませんからね。

また、FSSC22000は、常に最新の衛生管理を求めており、承認規格のバージョンアップ頻度が多いのも特徴です。世界中の食品事故を察知して、対策を新たな要求事項として追加しています。

食品安全の取り組みは「定常的に行われるべき」という事で、FSSC22000は3年に1度以上の「非通知審査」が行われています。

ちょっとザワってしますよね。

私たちのISOは「じゃぁ、このスケジュールで審査伺いますので、いつまでに以前提出資料を送付してください」みたいに、がっちりスケジューリングされて行うので、変な話、審査に向けて現場を整える事も出来ちゃいます。

いや、実際は日々の活動に落としこまれていなければ、審査の時にツッコミ入れられるようなボロが出ちゃいますけどね。

製造メーカーなどは、海外へ輸出する為には必須の認証制度だったりもします。

食品は、どこの国でも安全・安心が大前提ですからね。

という事で、先月の審査で指摘いただいた我が社の、是正項目の対応をはじめなきゃですね。



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