初めて知った「グルテン」の恐怖
アレルゲンフリーの食材は学校給食などで求められる食材で、各メーカーのアレルギー対応商品も品ぞろえしているわけですが、その中にも「小麦」のアレルギー対応として「グルテンフリー」と呼んでいる商品について初めて知った事実をお伝えします。
「グルテンフリー」を最近、流行として小耳にはさんだ方は、モデルや女優さんたちがダイエットなどの目的でのグルテンフリー食事法で知ったのではないでしょうか?
ミランダ・カーさんや、テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチさんらは、小麦やライ麦・大麦等の穀物の胚乳から作られるタンパク質成分「グルテン」を含む食事を取らない食事法で、パフォーマンスの向上に成功したという話です。
この事はジョコビッチさんの著書でも発表されています。(ジョコビッチの生まれかわる食事)
そのほかにも多くの「グルテン」に関する本が出ています。
「グルテン」はアレルギー以外で知られているものとして、内臓の健康についてだったわけですが、私が初めて知った事としては、「神経系の健康について」でした。
具体的に言うと、認知症、統合失調症、うつ病、ADHD、そして性欲減退にまで関係しているというのです。最近の研究結果で判明した事実ですが、単なる流行として意識するだけではいけない事がわかったのです。
そもそもグルテンってそんな有害なものなの?
という事になるのですが、「グルテン」とはタンパク質の混合物であって、主に小麦に含まれます。粘着性のある物質で、パン製品には必要不可欠なものです。
小麦粉を水で練ったモノを、水の中で溶かしていくと残るのが「グルテン」です。グルテンは発酵の過程において、重要な役割を担っていて、イースト菌と混ざる事で膨らむんです。
ピザ生地を焼く前に伸ばしたりしますが、これができるのはグルテンの粘性のおかげなんですし、ふわふわ・もちもちの美味しいパン製品を戴けるのはグルテンのおかげと言う事。
そんなグルメにも外せない「グルテン」の研究成果がアメリカのある精神科医が紹介した「グルテンが脳に及ぼす影響」という全米のベストセラーに書かれています。
それを順天堂大学大学院の教授の方が翻訳して出版した、衝撃的なタイトルの
で、リアルな経験談が綴られています。ADHDや脳疾患に対してグルテンフリーの食事療法で改善されたという報告です。
もともと、「グルテン過敏症」というグルテン事態に反応する疾患について、脳疾患(統合失調症、癇癪、双極性障害、うつ病、さらに最近の自閉症やADHDなど)との関係性は証明されているそうです。しかし「問題なくグルテンを消化できる人」や、「グルテン過敏症検査で陰性だった人」にさえ当てはまっていたことについて、「高炭水化物の食事が影響しているのだ」という結果に近づいています。
脳疾患も含めた変性疾患の原因は「炎症」である事は、かなり前から分かっていたものの、そこに「グルテン」要するに高炭水化物がその炎症の原因になっている事だとなると、関係ないとは言えなくなってきます。
「炎症」自体は決して悪いものではなくて、体に害のあるものを取り除こうとして起こる反応でもあるのですが、これがコントロールできない事に問題があるのです。
炎症はそもそも比較的短い日数で治るものなんですが、そう長く続くはずのないものが、「実は何百万人もの人たちの間で続いている」と言うのです。
この炎症と言う作用は、外敵への反応であるだけでなく継続してしまう事で、さまざまな化学物質がつくられます。この物質が細胞へ悪さをするわけなのです。
先に紹介した本では、「細胞への悪さ」は細胞機能を低下させ、最終的に破壊、そして心臓発作やがん、糖尿、アルツハイマーなどにも関係し、死にもつながる影響を与えるとしています。
なぜ今になって・・・?とも思われますが、実は昔は炭水化物中心の食事ではなかった事にあります。食の変化と言う話です。「肥満」について、食の欧米化という事も随分と前に聞いてきた言葉ですが、やはり穀物と炭水化物が大好物な現代人だと思いませんか?もちろんそう言った流行り廃りの中からも、正しい情報から健康的な食事を目指して取り入れている方も増えているのも事実です。
それはそうと、大切なエネルギー源となる穀物や炭水化物を取る事が、身体にダメージを与えるってどういう事なんだろう?
なんか騙された感がありますが、これは血糖値の上昇のさせ方に理由があります。
もともと、血糖の上昇は脳に対して直接的に悪い影響を与えます。脳にだって血管がありますから。そこで起こるのは、「炎症カスケード」という状態です。「カスケード」とは「滝」という意味があるようです。
血糖値といっても、甘い飲み物とかだけでなく、穀物などの炭水化物、さらに健康に良さそうな「全粒穀物」のパンにしても、実は脳や健康の機能にとってはあまり良くないという事です。
これってかなり衝撃的です。
糖質やグルテンたっぷりの炭水化物は、脳の神経組織の発生を妨げながら、時間をかけて進行する認知症のリスクを高めます。さらには、ADHD(注意欠如、多動性障害)や不安障害、精神的疾患、偏頭痛、など神経病のリスクにも繋がります。
こうしたリスクを避けるために、食事からグルテンを取り除く生活は、脳の病気を軽減するための薬を使わない治療とも言えるのです。
実例を加えながら、神経障害、精神障害、行動障害の症状の多くを改善する「グルテンフリー」についての著書は数多くありますが、先に紹介した2冊のほかに。軽めの本を紹介して今回の記事は終わりにします。食品業界ってホント多くの学習機会があるなぁと感じました。
ちなみに私は楽天をよく利用します。本などはなるべくポイントで購入しています。購入した本は溜まるばかりで、いずれ売ったりあげたりしてしまうので、ポイントなんです(笑)
「グルテンフリー」を最近、流行として小耳にはさんだ方は、モデルや女優さんたちがダイエットなどの目的でのグルテンフリー食事法で知ったのではないでしょうか?
ミランダ・カーさんや、テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチさんらは、小麦やライ麦・大麦等の穀物の胚乳から作られるタンパク質成分「グルテン」を含む食事を取らない食事法で、パフォーマンスの向上に成功したという話です。
この事はジョコビッチさんの著書でも発表されています。(ジョコビッチの生まれかわる食事)
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そのほかにも多くの「グルテン」に関する本が出ています。
「グルテン」はアレルギー以外で知られているものとして、内臓の健康についてだったわけですが、私が初めて知った事としては、「神経系の健康について」でした。
具体的に言うと、認知症、統合失調症、うつ病、ADHD、そして性欲減退にまで関係しているというのです。最近の研究結果で判明した事実ですが、単なる流行として意識するだけではいけない事がわかったのです。
そもそもグルテンってそんな有害なものなの?
という事になるのですが、「グルテン」とはタンパク質の混合物であって、主に小麦に含まれます。粘着性のある物質で、パン製品には必要不可欠なものです。
小麦粉を水で練ったモノを、水の中で溶かしていくと残るのが「グルテン」です。グルテンは発酵の過程において、重要な役割を担っていて、イースト菌と混ざる事で膨らむんです。
ピザ生地を焼く前に伸ばしたりしますが、これができるのはグルテンの粘性のおかげなんですし、ふわふわ・もちもちの美味しいパン製品を戴けるのはグルテンのおかげと言う事。
そんなグルメにも外せない「グルテン」の研究成果がアメリカのある精神科医が紹介した「グルテンが脳に及ぼす影響」という全米のベストセラーに書かれています。
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もともと、「グルテン過敏症」というグルテン事態に反応する疾患について、脳疾患(統合失調症、癇癪、双極性障害、うつ病、さらに最近の自閉症やADHDなど)との関係性は証明されているそうです。しかし「問題なくグルテンを消化できる人」や、「グルテン過敏症検査で陰性だった人」にさえ当てはまっていたことについて、「高炭水化物の食事が影響しているのだ」という結果に近づいています。
脳疾患も含めた変性疾患の原因は「炎症」である事は、かなり前から分かっていたものの、そこに「グルテン」要するに高炭水化物がその炎症の原因になっている事だとなると、関係ないとは言えなくなってきます。
「炎症」自体は決して悪いものではなくて、体に害のあるものを取り除こうとして起こる反応でもあるのですが、これがコントロールできない事に問題があるのです。
炎症はそもそも比較的短い日数で治るものなんですが、そう長く続くはずのないものが、「実は何百万人もの人たちの間で続いている」と言うのです。
この炎症と言う作用は、外敵への反応であるだけでなく継続してしまう事で、さまざまな化学物質がつくられます。この物質が細胞へ悪さをするわけなのです。
先に紹介した本では、「細胞への悪さ」は細胞機能を低下させ、最終的に破壊、そして心臓発作やがん、糖尿、アルツハイマーなどにも関係し、死にもつながる影響を与えるとしています。
なぜ今になって・・・?とも思われますが、実は昔は炭水化物中心の食事ではなかった事にあります。食の変化と言う話です。「肥満」について、食の欧米化という事も随分と前に聞いてきた言葉ですが、やはり穀物と炭水化物が大好物な現代人だと思いませんか?もちろんそう言った流行り廃りの中からも、正しい情報から健康的な食事を目指して取り入れている方も増えているのも事実です。
それはそうと、大切なエネルギー源となる穀物や炭水化物を取る事が、身体にダメージを与えるってどういう事なんだろう?
なんか騙された感がありますが、これは血糖値の上昇のさせ方に理由があります。
もともと、血糖の上昇は脳に対して直接的に悪い影響を与えます。脳にだって血管がありますから。そこで起こるのは、「炎症カスケード」という状態です。「カスケード」とは「滝」という意味があるようです。
血糖値といっても、甘い飲み物とかだけでなく、穀物などの炭水化物、さらに健康に良さそうな「全粒穀物」のパンにしても、実は脳や健康の機能にとってはあまり良くないという事です。
これってかなり衝撃的です。
糖質やグルテンたっぷりの炭水化物は、脳の神経組織の発生を妨げながら、時間をかけて進行する認知症のリスクを高めます。さらには、ADHD(注意欠如、多動性障害)や不安障害、精神的疾患、偏頭痛、など神経病のリスクにも繋がります。
こうしたリスクを避けるために、食事からグルテンを取り除く生活は、脳の病気を軽減するための薬を使わない治療とも言えるのです。
実例を加えながら、神経障害、精神障害、行動障害の症状の多くを改善する「グルテンフリー」についての著書は数多くありますが、先に紹介した2冊のほかに。軽めの本を紹介して今回の記事は終わりにします。食品業界ってホント多くの学習機会があるなぁと感じました。
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